18年度 優秀教員のことば

「日頃の教育に対する工夫,及び今後の教育への抱負」 — 生物応用化学専攻 池田 功夫

いや~驚きました、私が優秀教員とは。これが第一印象です。しかし、選ばれた以上は名誉なことですので、日頃の教育活動について述べたいと思います。

教育となると先ず「講義」だと思います。講義では特別なことをやっているわけではありません。教科書を選定し、少し補足を加えながら教科書の内容に沿って講義を進めています。補足の項目は必ずプリントして配ります。パワーポイントなどのOA機器も必要に応じて使いますが、ほとんど板書が中心です。古い人間ですから「手で覚える」を信じているからです。演習は章または節の区切り毎に行っています。ここでの復習が学生にとって有意義なようでよい評価を得ています。なぜそれが分るか。授業の最後に出欠のチェックもかねてその日の内容の質問事項(なければ講義以外のことでも良いとしています)や感想などを書かせます(記入率、約10%)。そこに学生のいろいろな意見が書かれています。これは私にとっても大変参考になります。そして、次の講義時間の初めにこれらの記載事項に対して回答をします。10分ほどを費やしますが、これも彼らにとっては有意義なようです。また、講義内容や学生生活に関連した新聞記事などを見つけたときにはそれを紹介しています。

講義以外では進路に関する相談がよくあります。こういう時には誠心誠意(のつもり)、余り豊富でもない経験談をもとに相談に乗っています。1時間を超えることもあります。

今後については、定年までそう先はありませんので今とほとんど変わらないことになると思いますが、知識の詰め込みや「学び方」の話ばかりでなく、これまでの経験を生かし、できるだけ人間形成に役立つような話を講義の合間に織り込んでいきたいと考えています。最近、仲間や周囲の人とのコミュニケーションが十分にとれず、「引きこもり」に近い状態に陥る学生が院生も含め増えてきているように思います。以前と違い、「学生生活」についてもよりきめの細かい指導が必要になっているものと思われます。難しい問題ですが、担任教員制度を活用し、教員と学生間のみならず学生間のコミュニケーションの場を増やすことも一つの方策かもしれません。

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