20年度 優秀教員のことば

「日頃の教育に対する工夫,及び今後の教育への抱負」 — 材料開発工学専攻 徳永雄次

高い授業料を払っている学生さんに申し訳ないと思いながら、また高い給料を税金から頂いているという気持ちで、日々仕事をしている。取り立てて工夫をしていると言うわけではなく、テクニカルには板書を見やすくする、ゆっくり学生の方を向きながら話す、など他の教員の方が普段から心がけていることを行っているだけと考えている。強いてあげれば、極力パワーポイント等の機材は使用しない、今話している内容と教科書の場所を一致させることくらいのことと考えている。今回学生さんが優秀教員を選んだ際に記載してくれた理由を以下に列挙する(カッコ内は回答人数で、複数回答あり)。


  • 講義が分かりやすい(12)。
  • 質問に対し親身に答えた(9)。
  • 板書が丁寧(5)。
  • 人柄(4)。
  • プリント作成(2)。
  • 学生の力を伸ばそうとしている(1)。
  • 演習しているのでやる気が出る(1)。
  • まじめ(1)。
  • 説明が詳しい・丁寧(11)。
  • 情熱・熱心(6)。
  • 小テストで復習をしてくれる(5人)。
  • 学生が勉学をしやすいように講義を工夫している(2)。
  • 考えさせるように指導する(1)。
  • 学生のことを考えている(1)。
  • なんとなく(1)。
  • 追試をする(1)。


といったように、思いもよらず素晴らしい回答が多くの学生さんから返ってきた(恥ずかしい気持ちもあるが、このようなことは2度とないのであえて書かして頂いた)。

話は変わるが、昔の自分のことを考えると高校時代は勉学よりもクラブ活動を優先し、体育と音楽を除き成績は悪かった。大学でも3年間は留年に怯えながら努力もせずに複数のサークルやアルバイトに精を出す毎日であった。また就職後も転職を繰り返し、研究者以外の方と深い付き合いをさせて頂いた。普段の他の教員の方の言動を見ると、昔から非常に優秀でいつもテストでは高成績を取っており、付き合いも研究者が多いものと思われる。思うにこの点が他の先生と私との違いと考えている。これまでの経緯を考えると、一般的な学生さん(ただし成績のよいまじめな学生さん除く)の思考が他の教員の方より予想でき、またその考えに対する理解も出来るのかもしれない。従って、学生さんの考えること・理解できることを他の先生より少し読むことが出来るので、話す内容が他の教員の方よりも「分かりやすく」「丁寧」になり、学生さんとの会話をする(楽しむ)ことで、彼らが「情熱・熱心」「人柄がいい」「考えさせるように指導している」と錯覚しているものと考えられる。

ともあれ、我々教員は指揮者であり、プレーヤーではないことを思いながら、今後とも指導に当たりたい。

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