21年度 優秀教員のことば

「日頃の教育に対する工夫,及び今後の教育への抱負」 — 建築建設工学科 野嶋 慎二

私の主な授業科目は、都市デザイン及び都市計画設計演習です。これは望ましい都市を形成するための総合的な都市デザインの理念や実践的な方法を教えています。建築や緑地やインフラストラクチャー等、都市を構成する要素は多く、また社会的、空間的、人文的な見識を求められるため、学生には常に物事を一つの方向からだけではなく多面的に見る力を養えるように心がけています。

授業の中で工夫していることは①理念と実践が結びつくように、なるべく実際の事例を挙げて説明し、そこから考えるようにしていること。②授業の内容をその場で復習することが重要と考え、毎回授業の最後に小テストを行い、これを成績に反映させていること、です。特別なことをしているわけではありませんが、内容やテーマは新しいものを取り入れるようにしています。

また設計演習の授業では、毎回ではありませんが、課題の対象地の住民や専門家の前で自分の計画案を発表し、ディスカッションし、意見をもらうワークショップを行うことにしています。

地域の人との交流や意見交換を通して現場の意見を聞くことで、様々な立場から多角的な評価を得ることができます。

これにより、学生にとっては教育と現実の仕事や社会との関係を考える機会が得られ、多面的に見る力が養われ、同時にプレゼンテーション能力が養われると考えます。また地元住民にとっては、学生の計画案を聞き、ディスカッションすることで、まちづくりに対して考え、地元のまちづくり活動や計画案の参考にしてもらうことができます。これまで、田原町、武生、今立、東郷、片町など様々な地域で行いましたが、いつもなかなか評判がいいです。

大学院の授業では、議論することが重要と考え、現在、グループに分かれてディベート方式で授業を行っていますが、議論にならない場合が多く、これは改善の余地があると思います。

今後の教育への抱負として、学生が大学教育で学ぶことと社会や現実の仕事との関わりを常に考えながら学べ、体験できることが重要であると考えています。そのため住民や専門家とディスカッションしながら計画づくりを行う等、地域との連携教育をこれからも進めていきたいと考えています。

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