21年度 優秀教員のことば

「日頃の教育に対する工夫,及び今後の教育への抱負」 — 生物応用化学専攻 吉見 泰治

私は、約8年前に本学に助手として採用され、大学の教育と関わるようになった。当時は、他大学の博士後期課程を出てすぐだったので、右も左もわからず、いきなり実験や演習の手伝いに駆り出されて、学生の前で説明することになった。そのときは、頭が真っ白になり、うまく説明ができていなかったと思う。また、学生の反応も、誰だこいつは? TAの学生か?といったようなものだった。それから数年、本専攻または他専攻の様々な先生がたから影響を受け、また、本専攻の学生さんたちに揉まれ、ヘタクソなりに少しづつ進歩していったようだ。特に、本専攻では、教員同士での話は、ほとんど教育に関するもので、学生の状況の共有がよくできていると思う。これは、1年生や2年生の時の学生実験や演習などのレポートを見れば、だいたい誰が留年しそうか、また、単位があぶなくなるだろうかがわかり、これを専攻内で把握できているためだと思われる。また、私は2年前に講師に昇格して、実験や演習だけでなく本格的に授業を受け持つようになった。そのため、経験の浅い私は、皆さんに自慢できるほどの授業での工夫や技術は持ち合わせていない。毎年、このレポートで書かれていることを行っているだけだ。板書を見やすくし、わかりやすく学生に説明する。有機化学の授業なので、写真をみせる必要がなく、パワーポイントは一切使用していない(板書する化学構造式で十分である)。また、後で、ノートを読み直しても理解できるように、重要なことは日本語で、しつこいぐらい板書することぐらいである。たぶん、今回、学生さんが選んでくれた理由は、質問しやすい、または話しやすい教員であったためであろう。学生との年齢が近いので、有機化学や他分野での質問、進路などの相談について、気軽に話せるようで、それらに対して、私はできる範囲内で一生懸命答えている。また、学生実験などの時にも、積極的に話しかけて、学生の状況などを聞いている。授業だけでなく、このような部分も評価してくれた学生には感謝したい。今後は、このレポートに自慢できるような授業での工夫や技術をかけるように、精進していきたい。

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