23年度 The teacher of the yearのことば

理想の授業はまだ遠い                 — 建築建設工学科 明石 行生

理想の授業

私が理想とする授業は、サンデル教授の白熱教室のような授業です。そのような授業には、つぎの特長があると考えています。

 

つまり、教員から学生への一方向の情報伝達ではなく、上述のような教員と学生との間のコミュニケーションを重視した授業を目指しています。しかし、現実の私の授業は、理想からは遠く、授業の出来に満足したことはありません。今日は質問しても学生は答えてくれなかったな、あの話は学生にうけなかったな、分かりにくかったかな、と反省ばかりしています。

授業の工夫

それでも、私の授業では学生の理解を深め学生とのコミュニケーションを促進するために、授業内容の「可視化」に留意しています。特に、つぎの点を心がけています。

  1. 大事な点をパワーポイントで説明する(資料としても配布)。
  2. 写真、図、グラフを多用する。
  3. 最も重要な点を板書する。
  4. 実務で遭遇する問題を演習に用いる。
  5. デモンストレーションを行う(例えば、
    簡易分光器: http://www.anc-d.u-fukui.ac.jp/~akashi/education02.html#m01 )。

今後の教育への抱負

先日、福井市内の企業に授業を出前する機会があり、30分間の質疑を含む2時間の授業を3回、行いました。参加してくださった20名の若い従業員は、授業中わからないことがあればどんどん質問してくれたし、私の質問にも積極的に応えてくれました。この授業は大変体力を消耗しましたが、日本でも理想の授業はできることを確信しました。また、数日前、ある大学の語学センターの授業を見学する機会がありました。魅力的な若い教員達の授業にかける情熱に感心しました。彼らから、「理想の授業のシナリオがあるなら、ただ、その教員の役を演じなさい。」と言われたように感じました。理想の授業までの道のりは長いですが、少しずつそれに近づこうと思います。

最後に、受賞の機会を与えて下さった方々、評価していただいた建築建設工学科の3年生のみなさんに感謝します。

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