23年度 優秀教員のことば

「日頃の教育に対する工夫、及び今後の教育への抱負」 — 物理工学科 古閑 義之

はじめに

私の所属は物理工学科ですが、授業では主に他学科の1年生の「微分積分」や「線形代数」を担当しています。日々の講義で特に工夫ある授業ができている訳ではありませんが、達成度別クラスや数学ステップアップ等の改善には、自分なりに努力を続けてきました。その結果として、私自身の授業で改善されている部分もあると思うので、工学部全体の初年次の数学教育に関する取り組みも合わせてご紹介します。

授業の工夫

「微分積分」と「線形代数」では、入学直後に実施するプレースメントテストや前期の成績をもとに、3〜4学科を再編成した達成度別クラスを導入しています。上位クラスでは、例えば専門科目に関連するような少し難しい話題を取り入れることがあります。また下位クラスでは、問題や説明が高校数学からかけ離れたものにならないよう心がけています。下位クラスには数学ステップアップ受講対象者が多いこともあり、担当の先生との情報交換をもとに演習や試験の問題も選んでいます。

上記以外に、工夫というほどのものではありませんが、講義の最後に必ず小テストを実施し、解答を提出させるようにしています。上位クラスの学生には少し難しい問題に取り組む機会に、下位クラスの学生には理解できなかった部分を確認する機会にすることが目的で、質問や友人との相談も許可しています。採点が少し大変ですが、この小テストで理解が深まる学生も多いようなので、福井大学に着任以来続けています。

今後の抱負

2年前に始めた学習支援室では、私が授業を担当していない2年生以上の学生に、専門科目について質問を受ける事もあります。またAOセンターの大久保先生主催の高大連携数理教育研究会に参加するようになり、高校の先生と話をする機会を持てる様になりました。これらの経験をもとに、高校数学と専門科目の接続をより意識した授業内容にしていきたいと考えています。

おわりに

知能システム工学科の学生さん達が優秀教員の一人に選んでくれたことは、今後の授業を行う上で大変励みになります。どうもありがとうございました。また優秀教員投票の際、知能の授業を担当している物理の教員も投票対象教員のリストに加えて頂いた、学科長の平田先生のご配慮にも感謝致します。

 

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