優秀教員のことば

「日頃の教育に対する工夫、及び今後の教育への抱負」 — 機械工学科 田中 太

私は福井大学に着任して今年で5年目になります。現在担当している講義は、2年生前期の流れ学と熱流体力学演習Ⅰ、微分方程式の一部、3年生前期後期の機械創造演習と機械工学実験です。福井大学に着任してから、初めて講義を担当するようになり、これまで四苦八苦しながら自分の講義スタイルを作ってきました。

 

2年生の流れ学や微分方程式の講義では、前半40分、小休息5分、後半35分、小演習10分という時間構成にしています。学生達は前半40分をしっかり集中すれば、5分間休むことができ、後半の講義は35分と短いので、再度集中できます。実質的な講義時間は減りますが、時間よりも集中して講義を聞くことのほうが重要と考えて、このような方法を続けています。幸いにも受講学生からの授業アンケート結果では、5分の休息時間は再度の集中に役立つとの回答が多く寄せられています。最後の小演習は、その回の講義内容で解ける簡単な問題を、出席確認の意味も込めて行っています。今年からは、この小演習を講義の最初に前回の復習として行うようにしてみました。最初に小演習を行うと、途中から遅れて教室に入ってくると目立って恥ずかしいので、講義に遅刻してくる学生が減ったように感じます。

 

3年生の機械創造演習は、風車による風力発電とターボジェットエンジンの設計製作実習に取り組んでいます。どちらの製作課題も、これまでに学んだ知識を活用した理論の構築と、実験による実証を目指しています。毎年、風車もジェットエンジンも少しずつ性能が向上していき、私自身楽しんで積極的に演習に取り組んでいます。私が楽しんで演習に取り組んでいると、受講学生にも楽しさが伝染していくような気がしています。学生の製作技術では、理論通りにいかないことも多々ありますが、風車やジェットエンジンが予想以上の性能を発揮したときの喜び具合は、いつも私が一番であり、これからもそのようにありたいと思っています。この実習授業は、受講学生と密接に話し合いながら進んでいくので、自分の担当している他の講義についても時折インタビューすることで、授業改善につなげる良い機会となっています。

 

今後も講義や演習の内容に改善を続けていき、自分が学生のころに理想としていた教員に少しでも近づけるように頑張りたいと思います。

 

 

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