25年度 The teacher of the yearのことば

「日頃の教育に対する工夫、及び今後の教育への抱負」   — 知能システム工学科 池田 弘

学生の意見を参考に、我々の講義への不満、私が選ばれた理由を紹介し、また、講義に対する工夫、今後の抱負を述べたいと思います。ここに示すのは、学生から見たよい講義であって、真に学生のためになるのかは、私自身、日々頭を悩ませていますし、まだまだ改善点は多くあると考えています。

まず、学生の多くは、講義中、質問をしたくてもなかなか質問をできる雰囲気ではなく、わからないまま講義を受け続けています。そのうちわからないことが山積みとなって講義を真面目に受ける気持ちが途切れてしまうようです。私は、講義中の雰囲気を質問がしやすく、しかも集中力が保てるような雰囲気になるように努力しています。そのための対策として、まず、学生の名前をできるだけ早く覚えるようにしています。名前を覚えるために、講義の出欠確認は、私が名前を呼んで、学生が返事をするという形をとっています。それから、講義には少なくとも5分前に行き、その時間を使って学生と会話をするようにしています。また、講義以外の時間でも、学生に会った時には積極的に挨拶をしたり、言葉をかけたりしています。これらのことは、講義の質とは何ら関係のないことのように思えますが、講義中の雰囲気を非常によいものにします。まず、学生は、私に親近感を持っているため、講義中に気軽に質問ができるようになります。また、私が学生に対して質問をする時も、いちいち名簿を見て当てるのではなく、会話をするような感覚で自然にできるので雰囲気が重くならずに、それでいていい緊張感が保てています。教師側から学生側に多くの質問をし、また学生側からも教師に多くの質問が出ることで、学生は楽しみながら、講義に集中できているようです。また、興味のない講義内容も興味が持てるようになるようです。

また、学生の多くは、講義のペースが速すぎて、理解が追いつかずに困っています。私は、学生がどの程度理解しているかを学生の様子を見ることで感じ、怪しい場合は、もう一度説明を丁寧にしてあげるようにしています。こちらが地道に熱意をもって説明をすると、学生もそれを感じ、一生懸命聞こうという気持ちになるようです。

今後も、学生1人1人を大切にし、できるだけ細かな気をくばってあげるよう努力していきたいと考えています。また、学生が講義内容に興味を持ち、積極的に勉強をしたくなるような講義を目指していきたいと考えています。

 

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