26年度 The teacher of the year のことば

「日頃の教育に対する工夫、及び今後の教育への抱負」     — 建築建設工学科 鈴木 啓悟

福井大学に着任して3年目を迎えました。このタイミングで優秀教員に選出されたことはとても嬉しく思っています。といいますのも、今年の3年生は専門基礎教育科目から、専門科目まで、1年次から私の講義を受講していますので、それらを含めての評価であったからです。

 

1年次授業で担当している必修科目の線形代数Ⅰと物理学Ⅰは、前期開講であり、大学に入って最初に学ぶ科目です。これら講義を担当するうえで、自分に言い聞かせているのは、「最初の講義が嫌になってしまったら、他の科目への学習態度にも影響が出うる」ということです。建築建設工学科へ入学した学生の最初の教育を仰せつかっている以上、私の責任は重大であると考えています。「得意・不得意」というのは誰にでもあります。物理より化学が得意な学生が、当学科にも入学してきていることでしょう。そのような学生が大学の物理学を勉強するうえで、まずは当該科目が “不得意であっても、嫌いにさせない”、そこが教員として重要なスタンスであると思います。

 

実際の教育内容の工夫といえば、昨年度に申し上げました、ワークシート・板書併用型講義を力学系講義(*)に取り入れていることが挙げられますが、その他に90分講義の中盤で一息入れることを試行しています。それは講義に関連した話でも、全く関連しないことでも、脳が一休みできるなら、どんな内容でも良いと思います。90分間通して集中力を持続させることよりも、約45分で一区切り入れることのほうが、理解度向上に資するのではないでしょうか。

 

今年の3年生が1年生のときに、私の授業を受講したとき、緊張した面持ちで授業をしている教員かと思ったかもしれません。今はどうでしょうか。慣れ切った顔で講義をしていないでしょうか。慣れ切った顔で講義をしてしまっていては、危ないのかもしれません。初年度のときの姿勢を忘れず、今後も気合をいれて授業内容を改善していき、さらに良い教育とは何かと自問しながら、講義を行っていく所存です。


*:http://www.eng.u-fukui.ac.jp/education/staff/25message/25_a_suzuki.html

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