28年度 優秀教員のことば

日頃の教育に対する工夫、及び今後の教育への抱負      ― 知能システム工学科 浪花 智英

現在担当している学部の授業科目は

です。

 

本年度は、2年生前期の実験の課題を新たに担当することになり、また後期に実施していた実験テーマの見直しを行いました。

前期の課題は、RC 回路にサイン波を入力した時の、入力と出力の波形の振幅の比と、位相の差をストレージ・スコープを用いて計測し、横軸を周波数とした振幅比と位相差のグラフ(ボード線図)を描くとともに、ハイパス/ローパス・フィルタの特性を理解するというものです。

前期の実験では他にも基礎的な計測を行う課題がありますが、データの計測・記録、グラフの作成と言ったレポート作成の基本が身についていない学生が少なくないため、図表の書き方や、番号・タイトルの付け方の指導も含めて、学生によっては相当な回数レポートの再提出を行わせる結果となりました。

後期の実験では、昨年までは、予め用意されている実験用基板上に取り付けた H8 マイコンのプログラムを実行したり簡単に修正するというテーマでしたが、本年度からは、回路図に従って自分たちでブレットボード上に組み立てたPIC マイコンの実験回路を用いて、予め配布されたサンプルプログラムの動作を確認しながら 7 セグメント LED の発光パターンを追加したり、A/D 変換とPWM 信号生成を組み合わせて LED の輝度を動的に調整できるようにするという課題に変更しました。

実験の1週目で回路の組み立て、2週目でプログラムの作成というような時間配分を想定していますが、今の所、正規の時間ではテーマを消化しきれないという問題は生じていません。プログラムについては、サンプルプログラムの簡単な修正で達成できる課題を与えており、PIC マイコンの知識が無くても実施可能なものとなっていますが、もう少しレベルを上げた方が良いかもしれません。

前期・後期ともに、レポートの評価の項目とレベルをルーブリックの形で作成し、Web class を利用して学生に事前に提示すると共に、初回のレポート返却の際にはルーブリックに基づいて評価した結果も添付しています。残念ながら学生にはその意味が伝わっていないようではありますが、ルーブリックの活用については今後も継続していく予定です。

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