28年度 優秀教員のことば

日頃の教育に対する工夫、及び今後の教育への抱負       — 情報・メディア工学科 森 幹男

教員数の減少に伴い、新規に担当する授業が増えています。昨年度は共通教育科目を新たに1つ、さらに今年度は3年生前期の専門科目を新たに1つ担当することとなりました。3年生の担当科目が増えたことが、今回優秀教員に選ばれたことにつながったと考えると、新規担当科目の準備に費やした多大な時間と労力も少し報われた気がして、素直にうれしく感じる次第です。

日頃の教育に対する工夫については、前に具体的に書かせていただきましたので、今回は違った角度で書きたいと思います。

 

最近、プレゼンテーションの講演会と科研費申請資料作成の講演会の両方に参加して分かったことがあります。分かりやすく教えるためには、整理された見易い板書・資料の作成は欠かすことが出来ませんが、その方法と分かりやすい科研費申請資料を作成する方法とで似ている点が多いということです。このことを考えると、見易い資料の作成技術はこれら両方に重要なスキルであるといえます。私の場合、学生時代に塾講師をやって生計を立てていたので、学生時代はかなり苦労しましたが、そのときに見易い板書・資料の作成のスキルを少しは会得していたような気がします。

しかし、福井大学の学生だけを相手にしていると、外から見て良いところ・悪いところも分らなくなってしまいますので、イベントの開催など新しいことにもチャレンジをし続けてきましたし、参加もしてきました。授業のマンネリ化を防ぐ効果も実際あると考えております。

 

よくいわれることですが、教える側が楽しいと思っていないと、教えられる側が楽しいとは思いません。学生にとって学びに興味を持ち、喜びを感じることは大切ですが、そのためには、教える側の心のゆとりも大切なのではないでしょうか?

冒頭に、教員数の減少に伴い、新規担当科目の準備に費やす時間と労力が多くなったということを書きましたが、教員が心のゆとりを持って授業の準備や外部資金獲得のための書類作成を行える環境を失ってしまわないか危惧しております。ゆとりが本当に必要だったのは、教員側だったと思うのは私だけでしょうか??

今後も、やる気を引き出す授業を目指して、日々、工夫・改善は行っていきたいと思います。

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