28年度 優秀教員のことば

建築建設工学科から選出されて                  — 物理工学科 高木 丈夫

今回は,所属学科の物理工学科からではなく,建築建設工学科からの選出となった.
前年度に続いての建築建設工学科からの選出で,選んでくれた学生達には深く感謝したい.所属学科以外から選ばれるのは難しいだけに,嬉しさもひとしおである.

物理工学科からは常連と言ってよい程,優秀教員に選出されている.合格率が3割強の必修授業をして,概念的なことは十分に難度の高いところまで講義し,出席や受講マナーは極めて厳しく指導している.そして,研究室に来る卒業研究生の7,8割が旧帝大の大学院に進学する状況からしても,どのような学生層が僕に投票しているかは明確な事である.1年次の数物系と非数物系の混在する他学科の基礎数学の授業で,授業アンケートを取ったら,結果が真っ二つに割れて呆れたことがある.もちろん,高い評価をしたのは数物系学科の学生達であり,非数物系の学生達の評判は散々であった(授業が解らなくて面白くないらしい).僕の授業は,学問的な興味が薄い層には受けないし,そのことを自覚させる意味でも,あえてそのような授業をしている.

そこで,今回の建築建設工学科から優秀教員に選出された理由を考えて見ると,イマイチ良く判らない.ただ,ぼんやりと思うのは,授業科目である応用数学以外に,建築建設等に関連する学生が興味を持ちそうなことを話している事が受け入れられているのかも知れない.もともと,講義において授業科目に内容を限定して話すことは好まない.大学の授業ならば,周辺まで話して学生を楽しませねばと思う一方で,授業レベルを下げてまで学生に迎合する気はない.だからこそ,建築建設工学科の学生が選んでくれたことが嬉しいのである.

さて,ここまで書いてきて,来年度は所属学科の物理工学科で優秀教員に選ばれたいと思った.極めて不遜な言い方だが,物理が好きな学生は僕に投票してくれる.(授業でマインドコントロールしているからネ.物理が嫌いな学生にはマインドコントロールは効かない!笑)優秀教員のタイトルが欲しいのは,自分のためとゆうよりも,物理工学科に物理を学問として愛でる学生が集まっている事を確認したいのである.まあ,こればっかりは,自分の努力だけではできないんだけどネ.

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