29年度 The teacher of the yearのことば

日頃の教育に対する工夫、及び今後の教育への抱負         — 生物応用化学科 吉見 泰治

はじめに、今年度、優秀教員に投票してくれた学生たちに感謝いたします。私は有機化学の授業や実験・演習を担当しています。講義自体は、黒板にチョークを使って書いているオーソドックスなやり方です。講義は、学生たちが理解できるように、毎年少しずつ授業の内容を工夫していますが、いわゆるアクティブラーニングのような双方向な授業とは、ほど遠い一方向な授業だと思います。講義の内容において、まずは基礎的な有機化学のことを理解してほしいことと、双方向の授業を行うためには、学生たちが基礎的な有機化学の考え方を理解していないと無理だと考えています。しかし、学部時代に講義とテストによる反復練習で覚えたことが、それぞれの研究室に入って花開くであろうことを希望して授業を行っています。私が強く思っていることは、4年生になり研究室に入って(我々の学科では3年生の後期から仮配属して研究室に出入りしますが)、実際の卒業研究を行いながら少人数での質問や相談すること、自分で実験を考えながら実行することで、今まで授業で習ったことが理解でき、それぞれの学生の力になっていくものだと考えています。つまり、研究室に入って卒業研究することが、最高のアクティブラーニング(もしくは最高の講義)だと言えるのではないのでしょうか。学問の違いにより考え方はいろいろ違うでしょうが、それぞれの研究室の卒業研究の基礎を作る講義、さらにそれを超えて社会人になった時に力になる講義を続けていければと考えています。

 

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