29年度 優秀教員のことば

日頃の教育に対する工夫、及び今後の教育への抱負         — 電気・電子工学科 福井 一俊

まずは優秀教員に選んでくれた3年生の学生諸君に感謝します。昨年度も書かせて頂きましたが、2年生の通年の授業(電磁気学I&II)を新たに担当することになったため、現3年生の皆さんとは1年後期から2年後期まで、特に2年後期は3科目(電磁気II、固体電子論、学生実験I)で頻繁に顔を合わせる関係になったことがこの栄誉につながったと思っています。いわゆる「知名度」だけでなく、「授業内容」でも評価してもらえていたら良いのですが…

 

日頃の教育に対する工夫

何度か優秀教員に選んで頂いていますが、この点に関しては、昔から殆ど変わっていません。以前書かせて頂いたことの繰り返しとなりますが、大きく分類すると以下の2点です。

  1. マイク音量や文字の大きさなどの授業環境の技術的な点。
  2. 今話している部分がなぜ今日の講義に出てくるのか、なぜこの科目に出てくるのか、他の科目とどう関係しているか等々の「現在の立ち位置」をできるだけ説明する。

そして、毎年変わらず文字の大きさが守れていたかなどが気になりつつ、特に2が出来ているか、そもそも自分がわかっているのか と自問しています。

あともう一点、私の講義の特徴として付け足すとすれば、期末試験を試験期間の1回前の週に行っていることです。こうすると、試験期間中の最後の授業では答案の返却と解説が出来ます。理由は学生時代に自分の答案がどの程度合っていたのか、どう採点されたのかがわからず不満だったためです。

 

今後の教育への抱負

スポーツでも勉強でも一度習得したはずのことが実は "わかっていなかった" ということを "わかる" 実体験が必要とよく言われます(私の場合はずっとその繰り返しですが)。しかし、これだけを突き詰めると、初めて学ぶときはとにかく教え込めばよいという考えも成り立ちます。この考えに立てば、"初めて学ぶ" ことを教えるのが殆どである我々教員は、"鬼コーチ" に徹した方がよいことになってしまいます。実は私の担当科目の合格率は低いらしいので、もうすでに鬼コーチの仲間入りをしてしまっているかもしれません。しかし、たとえ鬼コーチだったとしても、"わかっていなかった" の質の向上を、評価の客観性確保などと伴に努力し続けていきたいと思います。

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