29年度 優秀教員のことば

日頃の教育に対する工夫、及び今後の教育への抱負       — 情報・メディア工学科 森 幹男

今回投票してくれた3年生は情報・メディア工学科としては最後の年となります(平成28年入学からは新学科)。今年度,昨年度に引き続き優秀教員に選ばれたことは大変うれしく思います。最後ということで,思っていることを正直に書きます。

 

授業で大切なことは,教員がシナリオ通り授業を進行したかどうかではなく,学生が何を得たかだと思います。教員側には分かり易く話す技術も必要ですし,時には夢を語り,学生のやる気を引き出すことも必要です。分からないのを学生のせいにするのは簡単ですが,教員の方にも工夫の余地があるはずです。また,学生が教科書を買わないのは,教員の方にも原因があるはずです。私が学生だったら,使わない教科書は買わないと思います。そんなふうに考えるようにしています。逆に,学生側のやる気によって,教員のモチベーションが上がり,授業に熱が入ることを考えると良い授業は学生と共に作り上げるものであるともいえると思います。
私の場合,その日の授業の概要をまとめた,A4サイズの補助資料1枚を授業の冒頭で配布しています。そこに各自メモ書きを書かせる形で,板書中心の授業を行っております。すべての板書を書き写していると要点を聞き漏らすこともあると思われるからです。また,授業の最後に行う,授業内容の理解を確認する出席課題の提出を以て出席としております。ソートして出席入力するのに,15分くらいはかかりますが,アンケート結果から学生のやる気や理解度アップには役立っていると考えられます。

 

私は,福井大学を卒業しましたが,情報・メディア工学科の前身である情報工学科の卒業生です。一度は国家公務員として東京にある研究所に就職しましたが,情報・メディア工学科が出来た年に福井へ戻り,教員として着任しました。正直,学生のころは,あまり好きになれなかったのですが,現在は福井大学愛に溢れております。今思えば,国家公務員を目指したのも,学生時代に聞いたM先生の一言がきっかけだった気がします。教員の一言で学生の人生が変わることもあり得ることを考えると,気が引き締まる思いがします。

今後もやる気を引き出す授業を目指して,日々,工夫・改善を行っていきたいと思います。学生の皆さんには何事にも精いっぱい取り組んで欲しいと思います。悩んだときは,相談してください。

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