工学研究科(博士後期課程)

教育研究の特色

博士後期課程の教育研究の目的は、単に大学における教育研究の後継者を育成するだけでなく、 企業や国公立の研究所・試験所などにおいて研究開発に従事するに当たり、広い視野に立って新規分野を探索して課題を設定し、 プロジェクトを独力で推進させることができるような能力を持つ人材を養成することである。

このような人材は、広範な基礎知識と実際に研究を進めるのに必要な方法論を会得している必要がある。 博士後期課程では、この目的を達成するため、新しい科学や技術の分野に柔軟に対応できるよう再編成した組織の下で、 次のような方針で教育研究を行う。

専門講義
一研究分野にとどまらず、広い視野と今後の発展の基礎となる考えや知識を体系づける系統的な研究を行うため、 多彩な講義が用意されている。
特別演習
論文研究及びその周辺分野に関する基礎的な事項についての文献・参考書による演習が実施される。
研究ゼミナール
論文研究の進捗状況や文献調査結果のレビュー、ならびに、それらに基づいた研究プロポーザルの発表が要求される。 また、研究、討論、発表などの能力養成のため、他の研究プロジェクトへの積極的参加も要請される。

総合創成工学専攻

専門分野における深い知識とともに,広い知識と見識に支えられた能力を発揮し,現場におけるさまざまな問題・課題を解決する,あるいは解決へ向けて積極的に取組むことのできる能力を育成する。

それぞれの専門分野あるいはその関連分野で活躍すると同時に,新しい分野を開拓し,自ら積極的に新技術の研究・開発に取組むことのできる能力を育成する。

高度専門技術者・研究者として守るべき倫理や負うべき社会的責任並びに起業の可能性を追究する意欲や国際的な環境での事業の開拓などに取組む積極性を涵養する。

物理工学分野

物質が関与する様々な物理現象の理論的,実験的研究を基盤とした教育を展開することによって,現代科学技術の基礎をしっかりと身に付け,将来,企業や大学,国公立の研究機関など様々な分野で物理的基礎とその工学的応用をつなぐ橋渡しとしての役割を積極的に果たすとともに,高度な技術革新にも柔軟に対応できる創造性豊かな研究者を養成する。

分子工学分野

無機,有機,高分子など広範な分野において,物質の構造とその機能性の関係を分子レベルで明らかにし,様々な高機能性材料を設計・合成する独創的な研究を推進するとともに,これに必要な優れた研究・開発能力をもつ豊かな創造性を備えた研究者を養成する。

生物応用化学分野

地球環境中に存在する多様な物質や生物が示す諸現象,又はそれらがもつ諸機能を原子分子レベルで科学的に解明する能力を養うとともに,最新で高度な専門知識を習得して,新規で高機能性を有する材料を自ら開発し,世界的水準で先端研究ができる創造性豊かな研究者及び高度専門技術者を養成する。

機械・システム工学分野

安全・安心な社会を支える機械・システムの創造を機械工学とロボティクスを融合したアプローチで研究し,実践的な教育を通して国際的に通用する高度な専門的知識・能力をもつ専門技術者及び創造性豊かな研究・開発能力を備えた研究者等を養成する。

知識情報システム分野

知識情報システムの分野を通して人類の幸福と発展に寄与することを願い,崇高な倫理観と創造性豊かな優れた研究・開発能力をもつ研究者,高度な専門的知識・能力をもつ技術者,確かな教育能力と研究能力を兼ね備えた教育者を養成する。

電子システム分野

電子材料,光エレクトロニクス,半導体デバイス,エネルギー変換・伝送システム,制御システム,情報通信システム,システム工学等の専門教育ならびに研究開発を通して,リーダーシップを発揮でき,創造性豊かな研究開発能力と国際水準の専門知識を有する研究者等を養成する。

建築都市システム分野

建築から都市,さらに広い地域にわたる社会基盤,環境を自然科学的および社会科学的方法によって理解し,設計手法によって総合するためのシステムを統合的に教育研究することを通して,高い倫理観をもって社会の発展に寄与し,創造性豊かな研究・開発能力をもった高度専門技術者,研究者,教育者等を養成する。

繊維先端工学分野

高性能・高機能繊維材料の創成を基盤とした総合的な教育・研究を推進し,生活の豊かさを追求する科学に情熱を傾け,社会の変動に対応できる実践力および国際的倫理観を有し,創造性豊かな研究・開発能力をもつ大学教員と研究者等を養成する。

原子力・エネルギー安全工学分野

原子力およびエネルギーに関する問題に対して安全・共生という観点から学際的・学術的にアプローチし,さまざまな学問分野を基盤とする総合的で実践的な教育を通して,創造性豊かな研究を高い倫理観を持ちながら自立的に遂行できる研究者を養成する。

 

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