top > 研究活動 > 杉本英彦教授 福井県科学学術大賞を受賞
杉本英彦教授(工学研究科 電気・電子工学専攻)第4回福井県科学学術大賞を受賞

福井県 科学学術大賞の紹介ページ

http://www.pref.fukui.jp/doc/daishi/kagaku/4taisyou1.html


H20年度評価における研究業績報告書から


平成19年度から20年度に掛けて、国立大学法人第1期中期目標・中期計画における自己評価資料を作成しましたが、その中で、工学研究科における優れた研究の1つとして、杉本先生の、この受賞対象となった論文を取上げました。その報告書から、抜粋します。


主要業績

Hidehiko.Sugimoto, Teppei.Tsuda, Takaya.Morishita, Yoshinori.Hondo, Toshio.Takeda, Hiroyuki.Togawa, Tomoya.Oota, Kazuya.Ohmatsu, Sigeru.Yoshida,

Design of an Axial Flux Inductor Type Synchronous Motor With the Liquid Nitrogen Cooled Field and Armature HTS Windings

IEEE TRANSACTIONS ON APPLIED SUPERCONDUCTIVITY, VOL. 17, 1571-1574, 2007


業績要旨

高温超電導体が発見されてから20年、電気機器の小形軽量化、高効率化を実現するものとしてその応用が大いに期待されている。そんな状況下、新構造の液体窒素冷却高温超電導モータを着想し、共同研究によって、試作機を開発後、実用機として、出力400kw、回転数250/minの船舶推進用液体窒素冷却高温超電導モータを開発した。


優れた業績であることの客観的評価

この研究業績は、高効率化、小型化が期待できるとして世界中で開発が進められている高温超電導モータの開発に関するもので、下記の3つを受賞した。

2006年日経BP賞 機械システム部門:2006年受賞。世界初の「全超電導モーター」の開発が評価された。本賞は日経BP社が技術の発展に寄与する目的で創設したもので、毎年1回、産業や社会に大きなインパクトをもたらす優れた技術が表彰される。2006年は2005年中に開発された技術から12件が表彰された。

第35回日本産業技術大賞 文部科学大臣賞:2006年受賞。「液体窒素冷却全超電導モータの開発」が評価された。本賞は日刊工業新聞社がわが国産業社会の発展に貢献した技術開発を毎年選び、開発・実用化した企業、グループが表彰されるもので、今回は3件が表彰された。

第10回超伝導科学技術賞:2006年受賞。「船舶用高温超電導モータの開発」が評価された。本賞は超伝導分野において顕著な業績のあった研究者が顕彰されるもので、今回は6件が表彰された。

この研究業績に関連する船舶及び産業用高温超電導モータは、高効率であるため、環境問題に対応するものとして、多くの新聞やテレビに取り上げられた。

福井県科学学術大賞の概要

福井県科学学術大賞のページ から

http://www.pref.fukui.jp/doc/daishi/kagaku/kagaku-index.html

福井県内において科学技術の開発または学術研究に携わり、本県の発展に大きく貢献された方を顕彰することを目的とした表彰制度です。

この賞は、県内の篤志家からの寄付金を原資として授与されるもので、「福井県版・ミニノーベル賞」として位置づけられ、「物理」、「化学」、「生物」、「医学・生理学」、「経済」の5分野での業績が対象となります。


戻る