電気・電子工学系の教育・研究のビジョン
電気・電子工学の分野は、今後、情報通信ネットワークや光エレクトロニクスの発達,地球環境問題への関心の高まりなどから、電子物性・エネルギー工学・システム工学等の各分野でますます発展し、21世紀の社会を支える中核的基盤技術分野となることが予想されています。一方、各技術が独自に発展していくとともに多様化し、産業・技術分野のボーダレス化がいっそう進むと考えられます。さらに今後の研究・開発事業では、専門家集団による短期のプロジェクトを構成し、柔軟な組織で対応するという傾向が強まるものと思われます。
コースにおける育成すべき人物像
このような観点から、電気電子情報工学科・電子物性工学・電気通信システム工学両コースにおける育成すべき人物像は、「電気・電子工学分野の発展に寄与できることは勿論、それらの融合を、人間生活、社会及び自然との関わりを重視した視点から効果的に進め、高度かつ複雑化する社会的ニーズに的確に応えることができる能力をもつ人物」とします。