工学研究科博士前期課程 教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)2020年3月以前入学者対象

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工学研究科博士前期課程 教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)2020年3月以前入学者対象

入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)に沿って受け入れた学生に対し,学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)に掲げた人材養成の目標を達成するため,本学大学院の教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)および以下に述べる工学研究科博士前期課程の方針に従って,教育課程の編成,教育の実施,学修成果の評価を行います。(特に関係が深いディプロマ・ポリシーの項目を[DP (a)]のように表記します。)この方針は,国際総合工学特別コース(GEPIS)にも適用します。

(1) 教育課程の編成方針

以下の方針のもと,科目の順次的・体系的な配置,必修科目・選択科目の配当,講義科目と実践的科目の配分を行います。教育課程の水準は,学部の教育課程の水準,学術の発展動向,学生や社会の意見・ニーズなどを踏まえて設定します。

  1. 高度な専門的知識・能力,および専門に関連した幅広い基礎知識を身に付けさせる。
    [DP (a)]
  2. 専門分野を超えた幅広い視野を獲得させる。
    [DP (a)]                     
  3. 国際的にも通用する技術者として必要な,創造力,自己学修力,問題発見・解決能力,およびコミュニケーション能力を併せた総合力を身に付けさせる。
    [DP (b)]
  4. 技術者として守るべき倫理や負うべき社会的責任を自覚させる。
    [DP (c)]

(2) 教育課程における教育・学修方法に関する方針

  1. 学生ごとに主指導教員と2名以上の副指導教員からなるPOS コミティ(Program of Study Committee)を構築します。POS コミティは学生の履修指導ならびに修士論文研究に係る指導を行います。
  2. 学生は,自分の特性,志向,専門分野の特性などに応じた学修計画を入学時に作成します。2年次のはじめにPOS コミティと面談し,学修,研究状況を把握するとともに,必要に応じて履修計画,研究計画の見直しを行います。
  3. 修得すべき30単位のうち,10単位以上は,必修科目(特別演習及び実験等)および実践的科目以外から修得するものとします。
  4. 全ての授業において,授業の目標,授業内容,授業方法,到達目標,成績評価の方法,教科書・参考書,準備学修等の具体的な指示等が記載されたシラバスを作成し,学生に周知するとともに,シラバスに従って授業を実施します。
  5. 組織的なFD活動により,教育方法の継続的な改善に取り組みます。
  6. 修士論文研究に係る指導の方法は,各専攻の「研究指導計画」に定めます。

(3)学修成果の評価の方針

  1. 成績評価は「福井大学における多面的かつ厳格な成績評価のガイドライン」に沿って行います。科目ごとの詳細はシラバスに記載します。
  2. 修士論文は,ディプロマ・ポリシーに基づいて審査します。審査の基準等は,「福井大学修士(工学)学位授与に関する取扱要項」に定めます。

さらに,各専攻では,教育課程編成や実施に関して以下の方針を設けています。

機械工学専攻

  1. 機械工学分野等の高度な専門知識を有し,それらを諸問題の設定・解決に応用できる能力を身に付けさせる。                                           [DP (Ma)]
  2. 物事に対して論理的に考え,展開し,表現できる能力を身に付けさせる。
    [DP (Ma)]
  3. 幅広い知識と能力を持って地域と国際社会で活躍できる能力を身に付けさせる。
    [DP (Mb)]
  4. 人類の持続可能な発展に寄与できる科学技術の在り方を,科学技術と社会との関連を基軸にグローバルな視点で考える能力を身に付けさせる。
    [DP (Mc)]

電気・電子工学専攻

  1. 電子物性,エネルギー工学,システム工学などの電気・電子工学の幅広い基礎知識と高度な専門知識を
    身に付けさせる。
    [DP(Ea,Eb)]
  2. 各自が目指す専門分野の問題解決能力を身に付けさせる。
    [DP(Ea,Eb)]
  3. プレゼンテーション能力や高い倫理観を身に付けさせる。
    [DP(Eb)]

情報・メディア工学専攻

  1. 情報,通信,メディア工学の高度な専門知識とその応用能力,および関連した幅広い基礎知識を身に付けさせる。
    [DP (Ia)]
  2. 実世界における工学的問題を発見し,そのモデル化を行い解決するための幅広い工学的視野と創造性を身に付けさせる。
    [DP (Ib)]
  3. 自主的かつ継続的な学習力,自己表現力,相互理解力,討論力および英語力など国際的にも通用する情報技術者として必要な資質を身に付けさせる。
    [DP (Ic)]
  4. 情報技術者としての社会・組織に対する倫理観及び責任感を涵養するとともに,新しい情報技術の開発に主体的に関わることで,社会の発展に貢献する意欲とその実現力を身に付けさせる。
    [DP (Id)]

建築建設工学専攻

  1. 建築建設工学関連分野における高度な専門知識や能力,および自然科学的・芸術的・技術的・人文社会学的基礎知識を身に付けさせる。
    [DP (Aa)]
  2. 高度な技術を自ら解決・発展・展開できる専門的能力とコミュニケーション能力を身に付けさせる。
    [DP (Ab)]
  3. 建築建設工学技術者の役割を考え,地域や環境に対する広い視野を持ち,社会に貢献できる倫理観を身に付けさせる。
    [DP (Ac)]

材料開発工学専攻

  1. 材料開発分野に関する高度な専門知識と,問題の早期解決への応用能力を身に付けさせる。
    [DP (Sa)]
  2. 主体的かつ継続的に学習し,研究課題に取り組む能力を身に付けさせる。
    [DP (Sb)]
  3. 論理的思考能力と経験的直感力に基づき,自らの考えを国際社会に対して表現・伝達できるコミュニケーション能力を身に付けさせる。
    [DP (Sc)]
  4. 高度専門技術者として社会に対する責任を自覚し,社会や自然環境への影響を考慮しながら,材料開発を推進する能力を身に付けさせる。
    [DP (Sd)]

生物応用化学専攻

  1. 化学,生命科学,工学に関わる分野の知識をより深くさせる。
    [DP (Ba)]
  2. ある特定の分野に関するより高度な知識を持たせる。この分野の知識を幹とし,他の分野の知識を枝となるよう結びつけて,広い視点から判断を下す能力を持たせる。
    [DP (Ba)]
  3. 自分と異なる判断の体系を持つ者に対する理解を深め,化学・生命科学・工学を連結する技術者としての倫理観や社会的責任について,具体的に理解させる。
    [DP (Bb)]
  4. 技術者として,持続が可能で豊かな社会の実現を目指す使命感を持たせる。
    [DP (Bb)]
  5. 国際的にも通用するように,グローバルな視点を身に付けさせる。
    [DP (Bc)]

物理工学専攻

  1. 自ら学んだ内容を自己評価し,更に高度な課題を学習する能力を育成する。
    [DP (Pa)]
  2. 高度で複雑な問題においても常にその本質を考える能力を育成する。
    [DP (Pb)]
  3. 学んだ知識を総合して幅広い視点で多角的に物事を捉え,技術者としての倫理に基づいて判断できる能力を育成する。
    [DP (Pc)]
  4. 物理学や数学の高度な知識を用い,長期的な視点で計画を立て問題を解決する能力を育成する。
    [DP (Pd)]
  5. 自らの考えを日本語や英語で説明し,議論できるコミュニケーション能力を育成する。
    [DP (Pe)]

知能システム工学専攻

  1. 高度な専門的知識・能力,および専門に関連した幅広い基礎知識を身に付けさせる。
    [DP (Ha)]
    専門分野を超えた幅広い視野を獲得させる。
    [DP (Ha)]
  2. 国際的にも通用する技術者として必要な,創造力,自己学習力,問題発見・解決能力,およびコミュニケーション能力を併せた総合力を身に付けさせる。                      [DP (Hb)]
  3. 技術者として守るべき倫理や負うべき社会的責任を自覚させる。
    [DP (Hc)]

繊維先端工学専攻

  1. 繊維科学の基礎から応用までの専門教育に加えて,繊維産業に対する理解を深める。
    [DP (Fa)]
  2. 繊維を核とした各分野における先端知識を習得し,「繊維マインド」を持った人材を育成する。
    [DP (Fb)]
  3. 世の中の未知の課題を発見し,繊維を核とした知識を駆使してその課題を解決する能力を育成する。
    [DP (Fc)]
  4. 専門分野での国際的なコミュニケーション能力を育成する。
    [DP (Fd)]

原子力・エネルギー安全工学専攻

  1. 原子力の安全と共生をキーワードとして,原子力工学,安全工学やエネルギー工学について,高度な専門的知識を修得させる。
    [DP (Na)]
  2. 原子力を取り巻く諸課題に関して,グローバルな視点で考える能力を身に付けさせる。
    [DP (Nb)]
  3. 幅広い視野と高い倫理観を持って,柔軟な思考から議論し自ら行動して解決に至る能力,論理的な思考能力と豊かな自己表現能力を育成する。                           [DP (Nc)]

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