原子力安全工学講座(工学部)
現在稼働している原子力発電プラントには、運転開始後40年を経過するものが現れてきており、更なる継続運転も視野に入れて、プラントの安全性を担保する必要があります。プラント安全工学分野では、原子力発電プラント構造物の運転期間中の安全機能維持確保、そして適切な時期に補修を行うための基盤技術づくりを目的に、構造健全性評価、終局強度評価、高経年化対策技術、放射線と高温水の複合環境作用、耐放射線材料、熱流動、安全解析、き裂発生・進展シミュレーション技術、材料欠陥評価、余寿命評価、マルチフィジックス解析など、様々な課題に関して、多面的な教育・研究を行います。